ピンクや鮮紅色、水っぽいなど、さまざまな出血がありますが、 色や性状だけで原因を確実に特定することはできません。. 傷は1日程度で塞がることが多いですが、鏡などで傷を確認できない場合、 外傷ではなく病気が原因で出血している可能性も考えられます。. HPV(ヒトパピローマウイルス)が原因で発症する病気で、 不特定多数の相手と性行為をしていると発症確率が上がります。. 子宮頸がんは 病状が進むと完治が難しい病気です。 どの段階でがんを発見できるかによって、生命予後が大きく変わってきます。そのため、気になる症状がある方は、早めに婦人科を受診してください。. 性行為直後に鮮紅色(せんこうしょく)の出血が起こるのは、 膣や外陰部に傷が生じている可能性が高いです。 鮮紅色とは、鮮やかな赤色を指します。健康的な生理(月経)の経血も、この鮮紅色です。. 女性器周辺の皮膚はまぶたより薄い部位もあり、 膣内や膣の入り口、小陰唇などはデリケートな粘膜です。 セックス中に痛みがあったり、違和感・不快感があったりした際は、無理に行為を継続してはいけません。十分に濡れていない、膣の潤いが不足している場合には、潤滑ゼリーを使用したり、不安があるときは性行為を中断したりするなどの対策をすることも大切です。. 鮮紅色の出血が起こった場合は、 医療機関を受診した方がよいケースと、そうでないケースがあります。 病院に行くかどうかに悩んだ際には、以下を参考にしてください。. 出血量の減少が見られなかったり、痛みが強くなったりしている場合は、 外傷の悪化、感染症による炎症なども考えられるため、医師の診察を受けましょう。. また、 出血量が明らかに多い場合には、経過観察を待たずに医療機関を受診してください。 傷が深かい、あるいは裂傷が大きいため、傷を縫い合わせる「縫合」という処置が必要なケースがあるからです。受診は、女性器の専門家である「婦人科」にかかることをおすすめします。. また、性行為のたびに出血する方は、 子宮膣部びらんや子宮頚管ポリープ、子宮頸がんなどの病気を発症している可能性が考えられます。. 特に子宮頸がんは、早期発見・早期治療が求められる病気で、 がんになる前の状態(前がん病変)の段階であれば、高い確率で完治が見込める病気です。. 性行為後に出血し、それが妊娠によるものなのかどうかわからない方は、 生理予定日一週間後に市販の妊娠検査薬をお試しください。. 関連記事: 着床出血はいつ?生理との違いは?. 出血が2日、3日と続く場合には、 性感染症や子宮頸がんなどの病気が隠れている可能性も考えられるほか、貧血を起こすリスクもある ため、一度婦人科を受診するようにしましょう。. 早期発見につなげるためにも、 性行為後の出血が続くようであれば、一度婦人科を受診するようにしてください。. 性行為後に出血など症状があり、 その要因を特定するための検査費用は、保険適用となります。 概算の検査費用は以下の通りです。. デリケートゾーンの黒ずみをケアする マヌカピール(ピーリング施術) の取り扱いを始めました。. 当クリニックのオンライン診療は 「メディカルポスト」 として運用する運びとなりました。夜間22時まで診療を行っており、即時予約が可能です。. 料金表 中絶手術を検討している方へ. 性行為後の出血の原因と妊娠の可能性 Vaginal-bleeding. 性行為後に性器出血が起こる原因は、 外陰部の外傷や子宮頸がん、性感染症などが考えられます。 出血が2日以上続く場合や出血量が多い場合、貧血のリスクがあるほか、病気のサインである可能性があるため、婦人科を受診するようにしてください。 ピンクや鮮紅色、水っぽいなど、さまざまな出血がありますが、 色や性状だけで原因を確実に特定することはできません。 それぞれくわしく解説していきます。. 新宿駅前婦人科クリニック 平川 絵莉子 院長 産婦人科専門医|母体保護法指定医 鳥取大学医学部卒業後、産婦人科医として経験を重ね、年8月新宿駅前婦人科クリニック院長に就任。. この記事の監修医師 新宿駅前婦人科クリニック 平川 絵莉子 院長 産婦人科専門医|母体保護法指定医. 膣口や外陰部の外傷 性行為中に、膣口や外陰部に傷ができることで出血します。 傷は1日程度で塞がることが多いですが、鏡などで傷を確認できない場合、 外傷ではなく病気が原因で出血している可能性も考えられます。 細菌感染の有無などを確認するためにも、婦人科を受診しておくと安心です。. 子宮頚管ポリープ 子宮頸管ポリープは、子宮口付近にできる良性腫瘍です。 自覚症状はほとんどありませんが、 鮮血のほかに、茶褐色のおりものが出やすくなる傾向にあります。 悪性ではないため、必ず除去する必要はありません。しかし、柔らかく傷つきやすいため、性行為やスポーツ時にポリープが傷ついて出血することがあります。 性行為後の出血が多いようでしたら、一度婦人科を受診して、 経過観察するか切除するかの判断をしてもらいましょう。. 女性ホルモンの減少 女性ホルモンは40歳頃から減り始めます。 女性ホルモンの減少に伴い、 膣内の潤いも失われていくため、性交痛や性交後出血などの症状も増えてくる のです。 また、40代の不正出血は、子宮頸がんや子宮体がんが原因になっている可能性も高いため、がんの有無を確認するためにも、早めに婦人科を受診しましょう。. 性感染症 クラミジアやトリコモナス、淋菌感染症といった 性感染症でも、不正出血が起こることがあります。 また、おりものの増加も特徴として挙げられます。 性感染症の疑いがある方は、性病検査を受けておくといいでしょう。 新宿駅前婦人科クリニックでも、性感染症検査・治療を受けられます。お気軽にご雑談ください。 性病検査をWEB予約する. 子宮膣部びらん 子宮頸部びらんは、子宮口が赤くただれている状態をいいます。 自覚症状はほとんどありませんが、 20~30代の女性に多く見られる症状です。 性行為後に出血したり、おりものに血が混じったりすることがありますが、必ず治療しなければならないわけではありません。. 子宮頸がん 子宮頸がんは、子宮頸部にできるがんのことです。 HPV(ヒトパピローマウイルス)が原因で発症する病気で、 不特定多数の相手と性行為をしていると発症確率が上がります。 初期症状はほとんどありませんが、症状が進行すると、不正出血や性行為後の出血などの症状が現れます。 子宮頸がんは 病状が進むと完治が難しい病気です。 どの段階でがんを発見できるかによって、生命予後が大きく変わってきます。そのため、気になる症状がある方は、早めに婦人科を受診してください。 関連記事: 子宮頸がん検診にひっかかる確率 子宮頸がん検査をWEB予約する. 病院に行かなくてもよいケース 軽度の外傷の場合は、清潔なガーゼやナプキンなどを当てて圧迫すれば、徐々に出血が治まります。数日以内に出血が完全に止まれば、過度な心配は不要です。. 病院に行った方がよいケース 出血量の減少が見られなかったり、痛みが強くなったりしている場合は、 外傷の悪化、感染症による炎症なども考えられるため、医師の診察を受けましょう。 また、 出血量が明らかに多い場合には、経過観察を待たずに医療機関を受診してください。 傷が深かい、あるいは裂傷が大きいため、傷を縫い合わせる「縫合」という処置が必要なケースがあるからです。受診は、女性器の専門家である「婦人科」にかかることをおすすめします。. 上記のような症状が続く場合、貧血や子宮頸がんなどに進行する可能性が考えられるため、一度婦人科を受診してください。 出血量が多い場合も出血が止まらない場合も、放置すると貧血になり、立ちくらみや息切れ、動悸などの症状を引き起こします。 また、性行為のたびに出血する方は、 子宮膣部びらんや子宮頚管ポリープ、子宮頸がんなどの病気を発症している可能性が考えられます。 特に子宮頸がんは、早期発見・早期治療が求められる病気で、 がんになる前の状態(前がん病変)の段階であれば、高い確率で完治が見込める病気です。 性行為後のたびに出血が起こる方は、一度婦人科を受診してください。. 性行為後の出血に関するよくあるご質問 性行為後の不正出血は大丈夫ですか? A. 性行為後の出血はよくある症状です。 子宮口付近はもともと出血しやすい部位のため、性行為などの刺激で出血することは珍しくありません。 しかし、出血を繰り返す場合、子宮頸がんなどの病気が考えられるため、一度婦人科を受診しておくと安心です。 性行為後に生理がきたのですが妊娠の可能性はありますか? A. 性行為後に生理が来たのであれば、妊娠している可能性は低いです。 しかし、性行為後に出血があっただけの場合、着床出血の可能性も考えられます。 出血の原因を特定することは難しいため、不安があれば婦人科を受診しましょう。. News お知らせ.
挿入をスムーズにする膣の分泌液は、性的な刺激を受けることで分泌されますので、十分な時間、前戯を行って膣を潤し、女性の受け入れ体制が整ってから挿入するなど、セックスの方法を工夫することで痛みが抑えられるようになります。 また、潤滑ゼリーやローションなどを活用するのも良いでしょう。. 外陰部にでき物ができて痛いのですが・・・ 外陰の毛のうに細菌感染を起こした毛のう炎や外陰にできた脂肪腫に感染を起こしたことが疑われます。 また、腟の入口部に通常片側性にでき物ができて大きくなって痛みが出てきた場合、バルトリン腺嚢胞に感染を起こし、膿瘍になってしまった可能性があります。 外陰部の広範囲に多数の潰瘍・水疱ができて、かなりの痛みを伴う場合、性器ヘルペスに初感染している可能性があります。 (詳細は性感染症を参照してください)いずれにしても早めの婦人科受診をしてください。. 女性器周辺の皮膚はまぶたより薄い部位もあり、 膣内や膣の入り口、小陰唇などはデリケートな粘膜です。 セックス中に痛みがあったり、違和感・不快感があったりした際は、無理に行為を継続してはいけません。十分に濡れていない、膣の潤いが不足している場合には、潤滑ゼリーを使用したり、不安があるときは性行為を中断したりするなどの対策をすることも大切です。. 自身での手当てが難しい、 出血に不安を感じているという方は、婦人科を受診して医師に相談しましょう。. 新宿駅前婦人科クリニック 平川 絵莉子 院長 産婦人科専門医|母体保護法指定医 鳥取大学医学部卒業後、産婦人科医として経験を重ね、年8月新宿駅前婦人科クリニック院長に就任。.
性行為後に出血が起こるのはなぜ?
性行為後に出血が起こる主な原因 · ①腟や外陰部の外傷 · ②子宮腟部びらん · ③子宮頚管ポリープ · ④子宮頸がん · ⑤性感染症 性行為後の出血は、刺激によって腟が傷ついたために起こることが多い症状です。しかし中には、子宮頸管ポリープや子宮頸がんなど、悪性の可能性があるものもあります。 性交時痛や性交後出血の原因は様々ですが、大きな原因として更年期にともなう女性ホルモン(エストロゲン)の減少が挙げられます。 また子宮内膜症などの子宮の病気や、性一般診療 婦人科 産科 乳腺外科 内科 小児科 泌尿器科 頭痛外来. 出血が気になる方は お気軽にご相談ください 。 医療法人心鹿会 では LINE相談も可能です 。. エストロゲンの減少によって性交時痛・性交後出血が起きている場合には、ホルモン補充療法(HRT)で改善させることが可能です。 更年期障害の治療でも行われる方法で、加齢により不足したエストロゲンを補うことで膣粘膜の乾燥を防ぎます。. 関連記事: 着床出血はいつ?生理との違いは?. 性行為後に性器出血が起こる原因は、 外陰部の外傷や子宮頸がん、性感染症などが考えられます。 出血が2日以上続く場合や出血量が多い場合、貧血のリスクがあるほか、病気のサインである可能性があるため、婦人科を受診するようにしてください。 ピンクや鮮紅色、水っぽいなど、さまざまな出血がありますが、 色や性状だけで原因を確実に特定することはできません。 それぞれくわしく解説していきます。. 更年期になりエストロゲンが急減すると、膣内部の潤いが失われてしまい、挿入時に痛みを感じるようになることがあります。 また、エストロゲンの減少により膣内部が乾燥し細菌が繁殖することで起こる「萎縮性膣炎」も性交時痛の原因となります。. 白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長 海老根 真由美 えびね まゆみ 産婦人科医師・医学博士 埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。 年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。 女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。. 性行為後に出血が起こると、真っ先に疑うのが 「妊娠の可能性」 ではないでしょうか。出血と妊娠には、どのような関連性があるのでしょうか。妊娠していないケースと、妊娠しているケースの2つの可能性をご紹介します。. 白金高輪 海老根ウィメンズクリニック 東京都港区高輪 高輪梶ビル5. また、 出血量が明らかに多い場合には、経過観察を待たずに医療機関を受診してください。 傷が深かい、あるいは裂傷が大きいため、傷を縫い合わせる「縫合」という処置が必要なケースがあるからです。受診は、女性器の専門家である「婦人科」にかかることをおすすめします。. HOME デリケートなお悩み おりものの異常 外陰部のできもの 毛包炎 外陰部のできもの(バルトリン腺嚢腫など) 外陰部のかゆみ、不快感、痛み 性交時痛、性交後出血 骨盤臓器脱 生理出血量 不正出血・生理周期 身体のお悩み 更年期症状 介護脱毛 肌やしみ、しわ、たるみ 婦人科検診 子宮頸がん検診 子宮体がん検診 医院紹介 院長紹介 院内紹介 診療時間・アクセス. 突然、下腹部に痛みが生じ、どんどん痛くなってきました。 婦人科の病気ですか? いろいろな病気の可能性がありますが、もちろん婦人科の病気の可能性もあります。卵巣腫瘍のねじれや破裂、子宮外妊娠、骨盤腹膜炎、卵巣出血などの可能性があり、緊急手術となるものが多いです。緊急手術を必要とする病気は、手術するタイミングを逃すとお体に深刻なダメージが生じる可能性があります。このようなときは早く病院を受診してください。また婦人科の病気以外にも、虫垂炎(盲腸)や尿管結石などの可能性があります。北海道医療センターは各科が密接に連携しており、どの科にかかっても最終的には適切な担当科を受診できるようになっております。かかりやすい科でよいので受診をしてください。. 子宮頸部にできるがんを 「子宮頸がん」 といいます。. 実際、性行為の時期が排卵と重なり、妊娠が成立した場合、着床出血をする可能性はあります。 着床出血の時期としては、月経予定日の少し前のことが多く、おりものに血が混じる程度など、出血量としては少なめなのが特徴です。少量の出血があったけれども、その後に月経が起こらないという場合は、着床出血の可能性が考えられます。. 子宮頸がん 子宮頸がんは、子宮頸部にできるがんのことです。 HPV(ヒトパピローマウイルス)が原因で発症する病気で、 不特定多数の相手と性行為をしていると発症確率が上がります。 初期症状はほとんどありませんが、症状が進行すると、不正出血や性行為後の出血などの症状が現れます。 子宮頸がんは 病状が進むと完治が難しい病気です。 どの段階でがんを発見できるかによって、生命予後が大きく変わってきます。そのため、気になる症状がある方は、早めに婦人科を受診してください。 関連記事: 子宮頸がん検診にひっかかる確率 子宮頸がん検査をWEB予約する. 妊娠した場合に起こるのが、 「着床出血」 です。. 性行為後の出血、倦怠感や不調の原因は?病気?生理や妊娠可能性についても女医が丁寧に解説。 公開日: 医師。泌尿器科専門医・指導医、漢方専門医、性機能専門医。 年から女性医療に特化したクリニックの院長として泌尿器科・婦人科・性機能に関する専門的診療に従事。医療者向けの講演会や一般向けのYouTubeなど幅広い活動を行う。年にNINOMIYA LADIES CLINICを開院し、院長就任。自院では、医療者にしかできない誠実で安全な美容を提供するべく、アートメイク・女性器治療などにも注力する。. 水っぽいおりものが増加する おりもののにおいが強くなる 下腹部痛が起こる 性交痛が起こる 発熱がある. 最近、下腹部が痛みます。婦人科に行くべきですか?内科ですか? 婦人科でも内科でもよいので受診をしてください。婦人科の良性の病気としては、子宮筋腫の炎症や圧迫による痛み、卵巣腫瘍のねじれや破裂、子宮内膜症などの可能性があります。良性の病気に比べると頻度は低いですが、悪性の病気としては子宮がんや卵巣がんによって痛みを生じることがあります。どちらであっても早期に発見し適切な治療に取り組むことが、一番お体にとってよい結果となります。また消化器の疾患としては、腸炎や大腸憩室炎の可能性もあります。北海道医療センターは各科が密接に連携しており、どの科にかかっても最終的には適切な担当科を受診できるようになっております。どこの科にかかってよいか迷ったときは、かかったことのある科、かかりやすい科を受診して状況をご説明ください。. 肥満の他にもいろいろな病気の可能性がありますので、内科または婦人科を受 診することをおすすめします。婦人科の病気では子宮筋腫や卵巣腫瘍、腹水の貯留などの可能性があります。腹部の急速な膨満感や大量の腹水は悪性の病気を疑う所見のひとつでもあり、短期間に腹部がとびだしてきた場合は早めの受診が望まれます。また肝臓の病気からくる腹水や、腸の病気などの内科的な病気の場合もあります。. 挿入をスムーズにする膣の分泌液は、性的な刺激を受けることで分泌されますので、十分な時間、前戯を行って膣を潤し、女性の受け入れ体制が整ってから挿入するなど、セックスの方法を工夫することで痛みが抑えられるようになります。 また、潤滑ゼリーやローションなどを活用するのも良いでしょう。. 閉経が近いのか、変なタイミングで出血し月経なのかよくわかりません。 様子をみていていいのでしょうか?. 生理のように大量に血を排出することはありませんが、少量の出血が起こった、血が混ざって茶色いおりものが出たという場合には、 着床出血の可能性がある といえるでしょう。. 当クリニックのオンライン診療は 「メディカルポスト」 として運用する運びとなりました。夜間22時まで診療を行っており、即時予約が可能です。. 性行為後に出血など症状があり、 その要因を特定するための検査費用は、保険適用となります。 概算の検査費用は以下の通りです。. 女性のデリケートゾーンは、文字通り繊細です。 清潔ではない手でデリケートゾーンを触ったり、疲労やストレスが溜まっているときに性行為をおこなったりすることで、腟内の細菌バランスが乱れ、細菌性腟症やカンジダ腟炎などを起こすことがあります。. セックス時に痛みがあっても、なかなかパートナーに伝えられず我慢されている方も多いのではないでしょうか? ですが性交時痛の一番の原因は「膣の乾燥」ですので、パートナーに協力してもらうことで改善できる場合があります。 挿入をスムーズにする膣の分泌液は、性的な刺激を受けることで分泌されますので、十分な時間、前戯を行って膣を潤し、女性の受け入れ体制が整ってから挿入するなど、セックスの方法を工夫することで痛みが抑えられるようになります。 また、潤滑ゼリーやローションなどを活用するのも良いでしょう。 このように性交時痛を抑えるための方法は色々ありますが、それらを試しても痛み・出血があるような場合には病気が原因かもしれませんのでお早めに当院へご相談ください。. 膣口や外陰部の外傷 性行為中に、膣口や外陰部に傷ができることで出血します。 傷は1日程度で塞がることが多いですが、鏡などで傷を確認できない場合、 外傷ではなく病気が原因で出血している可能性も考えられます。 細菌感染の有無などを確認するためにも、婦人科を受診しておくと安心です。. 早期発見につなげるためにも、 性行為後の出血が続くようであれば、一度婦人科を受診するようにしてください。. 時々、不正出血があります。なにか病気の可能性があるのでしょうか? 軽いホルモンバランスの乱れから、排卵時の出血、腟炎、子宮筋腫などの良性の病気によるもの、子宮や卵巣の悪性の病気による出血までいろいろな場合があります。問題のない出血もありますが、不正出血は重大な病気を早期発見する重要なサインでもあります。不正出血があったときには婦人科を受診してください。子宮がん検診や超音波検査、血液検査などを行って不正出血の原因を確認します。また腟からの不正出血だと思っていたものが、実は肛門からの下血だった、あるいは尿道からの出血だったという場合もあります。そのような場合には担当する専門科に迅速にご紹介いたします。不正出血は放っておかず、ご自身のお体を病気から守ってください。.