腟は、外陰部と子宮の入り口である子宮頚部を繋いでいる筒状の部位で、成人女性の場合、6~8cm程度の長さがあるといわれています。 腟は外と通じているため、細菌やウイルスといった病原体が侵入しやすく、さらに性交によってダメージを受けることもあるでしょう。 そのため、腟が痛いと感じることは珍しくありません。 今回は、 腟の痛みの原因や考えられる病気、気になる通院の目安 について詳しく解説します。. 腟の痛みが気になる方は お気軽にご相談ください 。 医療法人心鹿会 では LINE相談も可能です 。. 腟は、元々痛みを感じる臓器ではありません。 腟が痛いと感じても、実は腟以外の部位に原因が潜んでいる可能性が高いです。. 性行為や自慰行為で腟に物理的な刺激がかかると、包皮・小陰唇・腟の入り口や会陰部、腟前庭といった部位に腫れや痛みが生じることがあります。 陰部は感覚が非常に敏感な部位のため、できた傷が1mmに満たないような小さなものでも痛みを感じます。 性行為や自慰行為が原因で痛みを感じているのであれば、その直後が痛みのピークであり、1~2日程度で痛みは自然に治まるはずです。 しかし、痛みが強くなったり腫れがひどくなったりするようであれば、 雑菌感染 の可能性があります。. ショーツや生理用品、避妊具(コンドーム)に使われる素材によって、かぶれや擦れが生じることもあります。 特に避妊具(コンドーム)については、ラテックスなどの素材へアレルギー反応が生じることがあり、痛みや腫れ、かゆみやその他の違和感を覚える方もいるようです。 また、月経中は出血によって普段よりも陰部が汚染されています。 出血による汚染がナプキンやタンポン、月経カップなどで体に長い時間続いてるため、皮膚や粘膜に負担がかかり、ショーツにあてるナプキンのかぶれも起こりやすくなるでしょう。 陰部や腟口付近にかぶれや擦れを起こし、ヒリヒリとした痛みを感じるかもしれません。. 何らかの感染症によって、腟付近に痛みを感じることもあります。 単なる痛みだけでなく、おりものの増加や炎症といった他の症状と共に生じるケースが多いです。 一例ではありますが、 腟の痛みや違和感が続く場合は、淋性子宮頸管炎(淋病)・性器ヘルペスウイルス感染症・腟トリコモナス症・性器クラミジア感染症などを発症している可能性がある でしょう。 これらの性感染症は、適切な治療を行うことが大切です。 放置していると、子宮や卵管だけでなく、腹腔内から全身感染が波及する状況も考えられます。 また、感染を放置することで炎症による癒着が生じると、将来的に不妊症や子宮外妊娠などのリスクが高まります。 感染症の種類によっては、一時的に痛みが治まったとしても、感染が継続していたりパートナーが感染を持続していたりすると自分への再感染の可能性があるので、早期の感染確認とパートナーと同時に治療することが大切です。. 痛みを放置することは危険 です。 早期発見のためにお気軽にご相談ください 。. 腟に痛みを感じた場合、何らかの病気を発症しているパターンもあります。 ここでは、腟の痛みから考えられる主な病気について詳しく解説します。. 性器クラミジア感染症の原因は、クラミジア・トラコマティスという菌です。 日本の性感染症の中でも感染者数が最も多く、性器の他、喉・目にも感染するケースも珍しくありません。 性器クラミジア感染症の半数以上が無症状のため、性行為によってパートナーに感染させてしまう方も多いようです。 パートナーがいる場合は、お互いにうつし合って再発するトラブル(ピンポン感染)を防ぐため、二人で一緒に検査・治療を受けることが大切です。. 初めてヘルペスウイルスによる感染が起きたときの症状は、水ぶくれやそれが潰れた部位の痛みだけでなく、全身のけだるさや発熱、リンパ節に腫れが生じることも珍しくありません。 その他にも、外陰部や肛門付近、臀部や太ももに水ぶくれが発生することもあります。 単純ヘルペスウイルスに感染すると、症状がなくなり治癒したように見えても、神経の中に潜んで住んでいることが知られています。 感染者の免疫が低下したときに、同じようなところに水ぶくれや潰瘍が生じることがあります。 ストレスや疲れによって免疫力が低下するたびに、何度も再発を繰り返すときは、再発予防のための治療を行うこともあります。. 原因の早期発見のため 二宮レディースクリニック に お気軽にご相談ください 。. 自分では腟が痛いと感じていても、実際にはその周辺で何らかのトラブルが起こっているかもしれません。 ここでは、腟の痛みやトラブルだと勘違いしてしまいやすい、腟周辺の病気について詳しく解説します。. 更年期世代、またはそれよりも高齢の女性の場合、「閉経関連尿路性器症候群(GSM)」が原因となり、腟に痛みを感じている可能性があります。 更年期の女性に多くみられる閉経関連尿路性器症候群とは一体何なのか、詳しく解説します。. 近年、閉経後の女性にみられる症状として、 「閉経関連尿路性器症候群(GSM)」 という概念が出てきています。 閉経関連尿路性器症候群の代表的なものとして、腟の痛みやかゆみの他にも、頻尿や排尿時痛、繰り返す膀胱炎といった尿路の症状や、性交痛や性感度の低下といった症状が挙げられます。 これまでの女性医療では、腟の痛みやかゆみは婦人科、おしっこに関することは泌尿器科を受診するという流れが一般的であり、異なる医師によって治療が行われていました。 しかし、閉経後の女性は同じ要因を持っていることから、閉経関連尿路性器症候群の症状として総合的な診察を行い、治療していく流れが確立されつつあります。. 腟には、 「デーデルライン桿菌」 という常在菌がいます。 これは健康な女性であれば誰にでも存在しており、細菌に感染しにくい環境をつくっています。 しかし、閉経をしてエストロゲンの分泌量が減少した状態が続くことにより、この常在菌も減少していくのです。 腟の中の自浄作用が低下して、様々な雑菌に感染しやすい状態になってしまい、「萎縮性腟炎」が起こることで腟に痛みを感じやすくなります。 また、エストロゲンは、腟粘膜を潤す働きもあります。 エストロゲンの分泌量が減少すると乾燥しやすくなるため、ちょっとした刺激でも傷つきやすくなるでしょう。 性交時の刺激で出血したり、薄くなり潤いがなくなった粘膜が擦れたりすることで、腟に痛みを感じやすくなります。. 閉経関連尿路性器症候群の場合、自覚症状としては腟の痛みやかゆみ、そしてカッとなる灼熱感やしみるような違和感、さらに黄色または茶色のおりものなどが挙げられます。 また、エストロゲンが減少しているため、体の免疫力が低下し、疲れやすさの原因にもなっているかもしれません。 単なる炎症だけでなく、カンジダ腟炎を発症している疑いもあるでしょう。 自分では外陰部が炎症していると感じても、実際には腟の内部が傷つき、あちこち炎症しているケースも珍しくありません。 ホルモン補充療法やレーザーなどのエネルギーを用いた治療などで症状を和らげることができるため、まずはクリニックで受診を検討してください。. 二宮レディースクリニックでは 女性医師と女性スタッフのみ が対応致します。. 腟を含むデリケートゾーンは、下着や生理用品、衣類によって蒸れやすく、不衛生な状態になりやすい部位です。 日常生活の影響によって、腟に痛みを覚えることもあります。 腟の痛みや違和感への対処方法をいくつかご紹介します。. 腟や外陰部は、非常にデリケートな部位です。 汗や分泌物によって蒸れたままの状態が長く続くと、腟内に細菌やカビが感染、または増殖して、痛みや違和感の原因になるかもしれません。 清潔な状態を保つためには、まずは通気性が良い素材でできた下着を選ぶようにしてください。 素材だけではなく、大きさも重要です。蒸れないようにするため、陰部に密着し過ぎないサイズの下着を選んでください。 また、長時間座ったままの姿勢でいると、蒸れの原因になります。 そのため、適度に立ち上がる動作を行うのもポイントです。 入浴した際には、外陰部を優しく洗ってください。 洗浄力の強いボディソープを使用する必要はなく、お湯で優しく洗い流すだけで清潔さを保てます。. 腟の痛みを引き起こす原因として、免疫力が低下し、常在菌以外の雑菌が増殖することが考えられます。 具体的には、カンジダ腟炎が発症する可能性があります。 免疫力を保って腟内環境を良好に維持するためには、休息や睡眠が大切です。 ストレスや睡眠不足が、腟の痛みをはじめ下半身のトラブルへと繋がってしまうかもしれません。 過度なストレスに悩んでいるようであれば、その原因となっている出来事や状況を改善したり、可能な限り避けたりすることが大切です。. 腟は、もともと血流が豊富で、小さな傷ができても治りやすく、自浄作用(自分で環境を整えて感染症などを治していく作用)も持っているため、比較的傷や感染症には強い臓器です。 そのため、痛みが生じてもすぐにクリニックで受診する必要はないでしょう。 しかし、 骨盤より下に普段感じられないような強い痛みを感じたり、おりものの変化や不正出血を伴ったりするようであれば、婦人科系に何らかのトラブルが生じている可能性があります 。. セックス 後 股 が 痛い 腟の痛みで受診するのに適したクリニックは、婦人科、または女性性機能を専門とする医療機関です。 医師に相談する際には、いつから腟に痛みを感じているのかということはもちろん、おりものや不正出血の有無、さらにその他の症状も併せて伝えてください。. 腟に痛みが生じても、恥ずかしさからクリニックでの受診に踏み切れない方も多いようです。 しかし、デリケートな箇所だからこそ、早めにクリニックで受診する必要があります。 腟の痛みに関して不安がある方は、医療法人心鹿会へお気軽にご相談ください。. 少しの違和感でも問題ございません。 医療法人 心鹿会 に お気軽にご相談ください 。. 医師。泌尿器科専門医・指導医、漢方専門医、性機能専門医。 年から女性医療に特化したクリニックの院長として泌尿器科・婦人科・性機能に関する専門的診療に従事。医療者向けの講演会や一般向けのYouTubeなど幅広い活動を行う。年にNINOMIYA LADIES CLINICを開院し、院長就任。自院では、医療者にしかできない誠実で安全な美容を提供するべく、アートメイク・女性器治療などにも注力する。. TOP コラム 腟の痛みが気になる!痛みの原因や考えられる病気・通院の目安を解説. 腟は、外陰部と子宮の入り口である子宮頚部を繋いでいる筒状の部位で、成人女性の場合、6~8cm程度の長さがあるといわれています。 腟は外と通じているため、細菌やウイルスといった病原体が侵入しやすく、さらに性交によってダメージを受けることもあるでしょう。 そのため、腟が痛いと感じることは珍しくありません。 今回は、 腟の痛みの原因や考えられる病気、気になる通院の目安 について詳しく解説します。 腟の痛みが気になる方は お気軽にご相談ください 。 医療法人心鹿会 では LINE相談も可能です 。. 性行為や自慰行為が原因で痛みを感じる かぶれや擦れが原因で痛みを感じる 感染症が原因で痛みを感じる. 性行為や自慰行為 の後に1~2日間痛みがあれば、それらが原因となっている可能性が高いです。. まとめ 性行為や自慰行為が原因の痛みは1~2日程度で治まるが、痛みが強くなったり腫れがひどくなったりする場合は雑菌感染を疑う。 ショーツや生理用品、避妊具(コンドーム)といった、外部からの刺激で痛みを感じることがある。 感染症の場合は治療が必要となるため、原因のわからない痛みが続くようならクリニックで受診する。. 前庭部痛 カンジダ腟炎 萎縮性腟炎 性器クラミジア感染症 淋性子宮頸管炎(淋病) 腟トリコモナス症 性器ヘルペスウイルス感染症 腟がん. 子宮内膜症 膀胱炎. まとめ 腟の痛みやかゆみは、「閉経関連尿路性器症候群(GSM)」の症状として総合的な診察・治療が受けられる。 閉経後にはエストロゲンが減少して雑菌感染しやすくなるため、腟に痛みを感じることがある。 腟の違和感やおりものの変化は、病気を発症している可能性がある。異常が続く場合はクリニックへ相談する。. 下半身を清潔に保つことが大切 ストレスや睡眠不足で免疫力が低下. 痛みの程度が軽い場合でも、 不安のある方はお気軽にご相談ください。.
ヒリヒリする性交痛の痛み!性交痛の原因と治療法を女医が丁寧に解説!
ヒリヒリする性交痛の痛み!性交痛の原因と治療法を女医が丁寧に解説! – 港区、品川区の産婦人科で妊婦健診・産後ケア・避妊相談なら│海老根ウィメンズクリニック 外陰部や陰唇などの膣の入り口付近に感じる痛みを「入口部性交痛」と呼びます。 このような場合、処女膜や膣の乾燥が原因となるケースが多く、病気であることは少ないです 誘発性膣前庭炎は、膣の開口部(入口のところ)が過敏な状態になり、性交時などに軽い刺激でも痛みを感じる状態です。 膣前庭痛ともいい、英語ではVulvar Vestibulitisと言い 誘発性膣前庭炎(誘発性膣前庭痛) | 慢性痛治療の専門医による痛みと身体のQ&A擦れやかぶれ ・ナプキンやおりものシートによるかぶれ ・アレルギー反応 など 傷や病気 ・月経困難症 ・子宮内膜症 ・会陰切開の傷 ・膣萎縮 ・子宮下垂 ・子宮脱 など 感染症 ・クラミジア感染症 ・淋菌感染症 ・膣トリコモナス ・性器ヘルペス ・マイコプラズマ ・ウレアプラズマ など. 自然治癒はせず、そのままにしておくと男女どちらも 不妊症のリスクが上昇 します。妊娠中に淋病を患った場合は、 早産や流産を引き起こす 可能性があるほか、出産中に 母子感染して新生児の命に関わる 状態になることもあります。. 前庭部痛 カンジダ腟炎 萎縮性腟炎 性器クラミジア感染症 淋性子宮頸管炎(淋病) 腟トリコモナス症 性器ヘルペスウイルス感染症 腟がん. マイコプラズマ・ウレアプラズマ性感染症 ~よく知られていないから、知ってほしい性感染症~ 前出 喜信 まえで よしのぶ 医師 出版. などのように話せるといいですね。 性行為はパートナー様との大切な時間ですが、それと同じくらい言葉でのコミュニケーションも大切です。 お互いを理解しあうためにも話し合いができると、より良い関係、より良い性生活になると思います。勇気を持って、お話してみてください。. 慢性前立腺炎は、骨盤内の血流不全が症状を悪化させるため、長時間の同じ姿勢や飲酒、刺激物の摂取を避ける必要があります。また、急性の陰嚢の痛みの中に、 精索捻転症 という病気があります。この病気は 放置すると精巣が壊死 してしまうことがありますので、陰嚢の痛みの場合はできるだけ早く 専門の泌尿器科を受診 することをおすすめします。.
性交渉時に膣の入口周辺がヒリヒリと痛む原因
パートナーがピストン運動を行う際に膣内が乾燥していると、摩擦によってヒリヒリするような痛みが生じることもあります。 · 前戯の不足によって、女性の受け入れ態勢が整わ さらに膣口が狭い、皮膚膣炎・外陰炎がある場合は切れやすいのが特徴です。 ただし、日常のデリケートゾーンケアを行い、膣炎・外陰炎がある場合は治療すれば、切れにくく 外陰部や陰唇などの膣の入り口付近に感じる痛みを「入口部性交痛」と呼びます。 このような場合、処女膜や膣の乾燥が原因となるケースが多く、病気であることは少ないですご来院・ご自宅のどちらでも 検査、治療可能. マイコプラズマ・ウレアプラズマ性感染症 ~よく知られていないから、知ってほしい性感染症~ 前出 喜信 まえで よしのぶ 医師 出版. 膣の入り口や奥が痛い?ヒリヒリと痛む性交痛の原因や対策方法について 治療としては、 【1】まず保湿とマッサージ、軟膏の塗布 【2】 膣レーザー モナリザタッチ 【3】 エムセラ 周囲の組織の血流改善のため 【4】 ハイドラクール 毛穴のウォーターピーリング や エレクトロポレーション 【5】外陰部の菲薄部位に各種成長因子の局所注射 など このステップに従って治療を行っております。 個人差はありますが、治療を勧めることにより、症状はかなり改善していらっしゃいます。 ご心配な方は、是非診察にいらしてください。. 性行為や自慰行為 の後に1~2日間痛みがあれば、それらが原因となっている可能性が高いです。. 膣前庭痛ともいい、英語ではVulvar Vestibulitisと言います。 膣前庭とは、小陰唇と処女膜の間にある部分のことを指します。誘発性膣前庭炎ではこの膣前庭に3か月以上続く痛みが生じ、性行為の際や椅子に長く座る際に痛みや不快感などの症状が生じます。. 診療時間を知りたい アクセス情報を知りたい 保険診療での検査結果を知りたい 婦人科美容を知りたい 美容医療を知りたい. フォアダイス 陰茎のブツブツ は自然に治らない?専門治療で除去する方法について. 少しの違和感でも問題ございません。 医療法人 心鹿会 に お気軽にご相談ください 。. この時期の性交痛に関係しているのが、 卵巣で作られる「エストロゲン」という女性ホルモンの減少です。 エストロゲンの減少は、膣の乾燥や濡れにくさ、膣壁が傷つきやすくなるなどの症状を引き起こします。. 問診と陰部の診察をします。 問診では、症状の部位、病歴、手術歴などについて質問します。 内診では性器や膣を目視して、感染等の徴候がないかを調べます。また、膣から細胞を採取して感染症(カンジダ症や細菌性腟症など)の検査をすることがあります。 誘発性膣前庭炎では、慎重に膣粘膜を目視すると、わずかに粘膜が発赤している(赤みを帯びている)ことが多いです。また、湿らせた綿棒などで軽く膣前庭を刺激すると痛みが生じることも診断の参考になります。この際に、膣前庭ではないところ(大陰唇など)を刺激しても痛みは生じないが、膣前庭では痛みが生じるということが特徴です。. こういった感染症は、一時的に症状が治まったとしても、 自然治癒せずに再発を繰り返す ため、早期の治療が必要です。ここでは、痛みの原因を症状とともに解説していきます。. 子宮・卵管・卵巣などのクラミジア感染症、淋菌感染症などの骨盤腹膜炎でも性交痛が起こります。 奥まで突かれたときに、子宮が動いて痛みを生じます。性交痛以外に、膣から膿のようなものが出る、おりものが増える、排尿時痛などがみられる場合は注意してください。. 感染症による痛みの場合は、 表面に炎症が広がる ほか、見た目に変化がなくても 排尿の違和感や痛みを伴う ケースが多くあります。ご自身での診断は難しいため、もしかして性病かも?と不安を感じたら、天神マイケアクリニックにて、ほとんどの感染症を一括でチェックできる「安心フルチェック」や「メンズパーフェクトチェック」をご利用ください。. 膣炎とは?原因、症状チェック法、受診の有無、 性行痛との関係や治療法を解説。. デリケートゾーン の新着記事. 陰部の痛み、と一言でいっても症状が現れる部位はさまざまです。外陰部だけに症状が出ていても、 感染は内部に広がっている 可能性もあります。. 埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。 年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。 女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。. このような場合、 処女膜や膣の乾燥が原因となるケースが多く、病気であることは少ないです。 しかし痛みを感じることをパートナーに言い出しづらいため、一人で悩みを抱え込んでしまう方も少なくありません。. 子宮内膜症は、子宮の内側にある子宮内膜が、それ以外の場所にできる病気です。 この病気により、子宮や卵巣に癒着が生じて、子宮が動かされたときに激痛を感じることがあります。以前は痛くなかったのに徐々に痛くなった場合、月経困難症が増悪した場合、この病気の可能性があります。日常生活で、排便時にも痛むなどの症状に注意してください。. recommend おすすめ記事. デリケートゾーンに病気や感染症によって痛みがあるときは、痛みだけでなく痒みやできもの、腫れ・赤みを伴うことがあります。痛みが違和感とともに続く場合は、 性器クラミジア感染症 、 淋菌感染症(淋病) 、 トリコモナス症 、 性器ヘルペスウイルス感染症 などを発症している可能性が考えられます。. 性感染症には「クラミジア」、「淋病」、「ヘルペス」といった様々なものがあります。 こうした感染症は、膣内や膣周辺に炎症を起こしたり、傷がついたりするため、性交渉の際に性交痛が生じる原因となります。痛みが気になる時は、産婦人科で症状を相談して何の疾患か特定、早急な治療をクリニックなどで進めましょう。 また、性感染症や膣炎の可能性があると感じたら、パートナーとの性行為は控えることをおすすめしています。大切なパートナーに性病をうつしてしまうリスクがあるためです。. 男女共通で陰部の痛みの原因として考えられる 外陰部の炎症 は、感染症に多く見られる症状で、悪い影響を及ぼす細菌・ウイルスが体内に侵入したために現れます。. まとめ 性行為や自慰行為が原因の痛みは1~2日程度で治まるが、痛みが強くなったり腫れがひどくなったりする場合は雑菌感染を疑う。 ショーツや生理用品、避妊具(コンドーム)といった、外部からの刺激で痛みを感じることがある。 感染症の場合は治療が必要となるため、原因のわからない痛みが続くようならクリニックで受診する。.