乳房の痛みを感じると、「もしかして乳がんなのでは?」と心配になる方もいるかもしれません。 乳がんは現在がんの部位別罹患率1位になっているということもあり、女性にとっては関心の深い病気 ではないでしょうか。しかし乳がんで乳房の痛みを感じることはまれだといわれています。 では乳房の痛みの原因は何なのでしょう? 痛みの種類、時期別に解説していきます。. ホルモンとは女性ホルモンであるエストロゲン、プロゲステロンのことです。それらが変化することによって痛みが生じます。 ホルモンの変化、感染症、それぞれについて解説していきます。. 乳房の痛みに関係するホルモンは、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロン です。この2つのホルモンは月経や妊娠、出産などをきっかけに濃度に変化が生じ、乳腺に働きかけて乳房が張ったり、乳腺組織を増殖させて授乳を行う準備をします。 ホルモンの変化から生じる痛みは部分的なものではなく、乳房全体に痛みがあらわれることが多い とされています。 また、更年期障害のホルモン補充療法や経口避妊薬の服用によっても女性ホルモンの濃度の変化が生じて痛みを感じることがあります。. 乳房の感染のほとんどが、 産後の授乳期にあらわれる乳腺炎 です。特に産後に授乳を開始してから3週間ほどは注意が必要です。乳腺炎には母乳が乳房内に留まることで起こるうっ滞性乳腺炎と、細菌が侵入することで起こる化膿性乳腺炎の2種類があります。 その他に乳房周囲の手術後に感染することもありますが、それ以外の感染はまれだといわれています。. 乳腺炎は 授乳期の女性が発症する病気で、特に授乳を開始した産後2〜3週間は注意が必要 です。 乳腺炎にはうっ滞性乳腺炎と化膿性乳腺炎の2種類があります。 それぞれ解説していきます。. 特に初産婦の方に多く、母乳が外に出るための道がきちんと出来ていなかったり、母乳が作られる量と赤ちゃんの飲む量のバランスが合わない状態が続くと、母乳が乳房の中に長時間留まってしまいます。このことが原因で乳腺が炎症を起こした状態を、うっ滞性乳腺炎というのです。 痛みを伴いますが、授乳を続けて溜まっている母乳を外へ出すことで乳腺炎が解消 されます。痛みが強い場合は鎮痛消炎剤を服用したり、氷で冷やす、乳房マッサージを行うなどの方法がとられます。. 授乳を開始してすぐは赤ちゃんもまだ母乳を飲むことが上手でないため、乳頭が傷ついてしまうことがあります。 この傷から細菌が侵入し、乳房の中にある母乳が感染した状態を化膿性乳腺炎 といいます。原因である細菌は黄色ブドウ球菌や連鎖球菌で、乳房の腫れ、熱感とともに高熱が出ることが特徴です。 化膿性乳腺炎と診断された場合、直ちに授乳は中止します。医師の診察の結果、排膿や切開などの外科的処置や、抗生剤の服用をおこなうことがあります。. 乳輪下腫瘍は、 非授乳期に乳輪の下の乳管が細菌感染してしまった状態 です。乳輪のあたりの痛み、しこりが主症状で、抗生剤にて治療をおこないます。膿がたまってしまった場合は、切開して排膿を行うこともあります。一度治療をしてもくり返し感染を起こす方が多いことが特徴です。. 乳房の良性腫瘍で、多くの方が乳房の外側上部にしこりや痛みを感じることが多い です。初潮年齢が早い方、第一子出産年齢が30歳以降の方、出産経験がない方に発生しやすいといわれています。治療の必要はないといわれていますが、がんの可能性を否定するために生検を行うことがあります。. 乳房が張って痛い原因としては、女性ホルモンが関係している場合と、乳房になにかしらの病気がある場合が考えられます。 女性ホルモンが関係している場合、生理前や妊娠、成長期、更年期に胸が張って痛いこと があります。また、睡眠不足などの不規則な生活が原因でホルモンバランスが乱れてしまい、胸の張りや痛みが出ることもあります。 胸の張りが症状として出る病気は、 高プロラクチン血症、乳腺炎、乳腺線維腫、乳がん です。. プロラクチンとは母乳を作る役割をする乳腺刺激ホルモンです。出産後に母乳分泌を促すために分泌されますが、高プロラクチン血症では出産をしていないのにプロラクチンの数値が高い状態になります。自覚症状は 乳汁の分泌、胸の張りやしこり、月経不順、排卵障害です。高プロラクチン血症、不妊の原因 になるともいわれています。. 授乳期の女性で、母乳が乳房の中にたまってしまうことが原因で起こる病気 です。乳腺が炎症を起こし、乳房が張って痛みがでます。痛みが強い場合はクーリングや沈痛消炎剤や使用することもありますが、基本的には乳房マッサージを行い溜まっている母乳を外に出すことで痛みが解消されます。. 乳がんで張りや痛みを感じることはほとんどない と言われています。しかし張り・痛みで検査して乳がんが発見されるケースもあります。張りや痛みがあるから乳がんじゃないだろうと安心はせず、乳がん検診を受けたり、医療機関に受診をしましょう。. 詳しくはこちら 乳房が腫れて痛い 乳房が腫れて痛い場合、一番に考えられるのは感染 です。乳房が感染することは少ないといわれていますが、授乳期に乳頭が傷つき細菌が侵入することで起こる化膿性乳腺炎があります。化膿性乳腺炎では直ちに授乳は中止し、排膿や切開、抗生剤の服用をおこないます。その他にその他に乳房周囲の手術を受けた後に感染することもあります。. 乳房がチクチクするような痛みは、女性ホルモンの影響を受けていることが多い とされています。生理前にホルモンバランスの変化からこのような痛みを感じることが多く、痛みとともに胸の張りを感じたことがある方も多いのではないでしょうか。乳房の張り、痛みに関係するプロゲステロンの分泌は排卵後7日目にピークを迎えます。月経開始3~4日前から胸の張りを感じはじめ、月経終了ごろには痛みがおさまります。 ズキズキする痛みは、 授乳期に乳腺が炎症を起こす「乳腺炎」の際に感じることが多い とされています。 しかし、他の乳房の病気でない可能性もあるため、痛みが続く場合は受診を検討しましょう。. 生理が起こる仕組みには、エストロゲンとプロゲステロンというホルモンが関与しています。 排卵後に分泌されるプロゲステロンは乳腺に働きかけ、胸の中に水分を蓄える働き をするのです。このことで乳房に張りや痛みが生じます。 プロゲステロンは排卵後7日目頃に分泌量がピークとなり、その後分泌量は減少していきます。乳房の張り、痛みは生理の3~4日前から感じ始め、生理がくると徐々に痛みは軽減していきます。. 妊娠するとエストロゲン、プロゲステロンというホルモンが増えます。そのうち プロゲステロンは乳腺や乳管の成長を促し、乳房の血液量を増やす働き があります。その結果、乳房のサイズが徐々に大きくなるのです。この時に乳房に張りや痛みを感じたり、乳首に痛みを感じる方がいます。. 授乳期に乳房に張りを感じるのは、母乳が十分に作られている証拠 だといわれています。しかし 張りだけでなく痛みを感じてしまうと乳腺炎の可能性 があります。授乳開始してすぐは赤ちゃんの飲む量と作られる母乳の量に差があり、母乳が乳房の中に残ってしまうのです。また授乳開始直後は乳頭が傷つきやすい状態のため、そこから細菌が侵入してしまい感染してしまうことがあります。. 更年期は閉経前後10年の期間といわれており、40代頃より始まるとされています。 更年期に乳腺症にかかりやすいといわれており、その原因は不明ですがこの時期に急激に減少するエストロゲンが関与している のではないかともいわれています。 乳腺症は乳房の痛み、張り、しこりが生じる良性の病気です。治療の必要はなく、経過観察を行うことが多いとされています。 ほかにこの時期の乳房の痛みには、更年期障害の症状の一つである不定愁訴の可能性もあります。. 市町村で実施している乳がん健診の対象年齢は40歳以上となっています。受診の間隔は2年に1度で、検査項目は問診と乳房エックス線検査(マンモグラフィ)となっています。 しかし、乳がんの発症年齢は20代から増え始め、40代がピークとなっています。そのため、市町村で実施している乳がん検診以外での早期発見が必要です。医療機関で自費で受けられる乳がん検診もありますが、自宅でおこなうセルフチェックがあります。乳がんはセルフチェックで見つけることができる唯一のがんです。定期的に自分の乳房をチェックすることで、異変に気づきやすくなるでしょう。. セルフチェックをおこなうタイミングは、 月経終了後の胸の張りがおさまった時期がよい でしょう。 チェック項目は以下のとおりです。. 乳房の痛みは、発生する時期や痛みの種類により原因が違ってきます。痛みを感じた場合、どのような痛みなのか、自身のおかれている状況を考えて痛みの原因を考え、必要があれば医療機関受診を検討しましょう。特に「乳がん」を心配される方はセルフチェック、がん検診を定期的に受けることで早期に発見ができます。 乳がんはセルフチェックで発見ができる唯一のがんとなっています。 自身の体と向き合うことで健康管理をおこなっていきましょう。. 健診 予約 お問 合せ 外来 予約. 健診WEB予約 お問い合わせ 外来WEB予約 LINE友だち追加. MYメディカルクリニックTOP ブログ 乳房の痛みの原因とは?痛みの種類別、時期別に徹底解説!. 乳がんについて詳しくはこちら 詳しくはこちら. 当院の乳腺外科についてはこちら 詳しくはこちら. 略歴 藤田保健衛生大学医学部 卒業 公立昭和病院 東京慈恵会医科大学附属病院麻酔科 助教 北部地区医師会病院麻酔科 科長 年 MYメディカルクリニック 医師. 前の記事 一覧に戻る 次の記事. ブログ クリニック 女性 検査 感染症・ワクチン 生活習慣 豆知識.
胸に痛みを感じたら・・・乳腺症を疑う5つの症状と痛みの種類
» 乳房が痛いとき、どうする?|乳がん大事典|一般社団法人BC TUBE|複数人の乳腺科医による制作・監修 一般的な胸のお痛みや違和感の原因としては主に女性ホルモンの影響による乳腺の浮腫みや、乳腺のう胞(水が溜まった袋)、良性のしこり、乳癌等が考えられ 乳腺炎とは、乳腺症と同じく、乳房が痛くなる状態ですが、文字通り、何らかの理由で乳腺が炎症を起こし、痛み、腫れ、熱っぽい状態になることです。大きく 胸横を押すと痛い | 女性のご相談窓口 乳がん検診 乳がんの精密検査 ステレオガイドVAB(通称マンモトーム) 乳腺など - ピンクリボンブレストケアクリニック表参道昨日から動いてる時など両胸横が痛いと感じ始め、今日両胸横を触ってみるとしこりじゃないようなしこりなようなわからない感じでして、、そもそも、しこりは両方あることもあるのでしょうか?また、成長期だから膨張してる可能性もあるんですか?乳がんはいくつぐらいから、なりますか? 役に立った! 0. 乳腺炎の原因は、 おっぱいの通り道である乳管が詰まってしまうこと です。乳管が詰まると管の中の圧力が上がり、また、周りに炎症が起こるために、症状があらわれます。 初めてのお産の方 は乳管が細く未発達なためにおっぱいが詰まりやすく、とくに乳腺炎になりやすいとされています。. 特殊なケースを除き、乳がんで痛みなどの明確な自覚症状が現れることはありません。 そのため、早期発見・早期治療のためには定期的な乳がん検診の受診、そして毎月のセルフチェック(自己検診)が重要になります。. 数日前から右胸下乳押すと痛みがあります。 触らなければ痛みはなく生活にも支障ありません。ここ数年は生理前の胸が張る痛みなどはなく1年に何回か張るだけなので凄く気になって不安です。 セルフチェックでシコリみたいな物はないです。 役に立った! 0. おっぱいをあげている時期の乳腺炎 は、ふつうは1、2日で治ります。ただし、 症状がつらい場合 や、 症状が治まってもしこりが消えない場合 は、別の病気が同時に起こっている可能性があるので、病院を受診してください。 おっぱいをあげる時期以外に起こる乳腺炎 は、治りにくいものや、乳がんなど別の病気の可能性もあるので、症状が続く場合は、病院を受診してください。.
胸の痛みの種類や特徴について
ホルモンとは女性ホルモンであるエストロゲン、プロゲステロンのこと 乳房の痛みは乳がんとは関係ないことが多いですが、痛み以外に乳房が赤く腫れたり、熱を持った場合には炎症性乳がんや乳腺炎の可能性があるため、乳腺外科を受診して 一般的な胸のお痛みや違和感の原因としては主に女性ホルモンの影響による乳腺の浮腫みや、乳腺のう胞(水が溜まった袋)、良性のしこり、乳癌等が考えられ 乳房に痛みが出る原因として以下の2つがあげられます。 ○ ホルモンの変化; ○ 感染症.排卵後に分泌されるプロゲステロンという女性ホルモンが分泌されることが影響して痛みや張りが出てきます。プロゲステロンは、排卵後に妊娠の準備をするため、乳腺も授乳の準備として動きが出てきます。 生理直前は、通常時の3割~4割増で胸の容積が増すと言われるほど、乳房は変化します。そのため、乳腺が張った部分が痛むようになるのです。 しかし、毎回の生理のたびに痛みが出るわけではなく、2カ月ごと、3カ月ごとに痛みがある場合もあり、痛みの度合いも軽い月、重い月があります。 また、今まで痛みや張りを感じなかったのにある日突然ズキンと痛みを感じる事もあります。 引っ越しや就職、受験、介護などストレスや疲れが溜まりやすい時期などは特に痛みが出やすい傾向にあります。. こんにちは。現在24歳のものです。3週間ほど前から走ったり、胸を押したりすると痛みを感じます。触ってみても、両胸にしこりのようなものはありませんが、固くて大きい何か塊のようなものが両胸にあります。 悩んでいるうちに生理が来て、治ったかのようにも思ったのですが、まだ痛みが続いています。 これはなんの痛みなのでしょうか。心配になり投稿しました。 役に立った! 0. アクセス クリックしてGoogleMapを表示. 製品情報 今日の問診票 Current Decision Support お医者さんオンライン 利用規約. 警戒すべき徴候 以下の症状や特徴には注意が必要です。 強い痛み、発赤、腫れ しこり、陥没乳頭、または皮膚の特定の変化がみられる. 乳腺症の症状として多いのが、乳房の痛みです。 痛みを訴えて「乳がんではないか?」と病院を訪れる人が多いですが、乳房に痛みがある場合、乳がんではないことが多いです。 しかし、まれに乳腺炎と間違えやすい炎症性乳がんなどの病気がある場合もありますので、自己判断は危険です。. はじめまして。 2ヶ月ほど前から、何かに当たったり押したりすると左胸 乳首の左横 がズキっと痛むようになりました。痛すぎて数秒は動けません。その後もじーんと痛みが続きます。しばらくしたら治り、触れない時は平気です。 痛みは、思春期頃ボールが胸に当たった時のような痛みに似ています。 2人出産しており、下の子供は1歳半ですが、現在もまだ少し授乳しています。 心配でたまらなくなり、先日乳腺外来にて超音波 エコー? で調べてもらったのですが、問題ないとのことでした。しかし、先生にも痛みがなぜ起こっているかわからないと言われ、益々不安に…。 問題がないのに このような痛みはでるものなのですか?他の病院にも行くべきなのか悩んでいます。 よろしくお願いします。 役に立った! 0. 線維腺腫 乳腺にできる良性腫瘍で、好発年齢は10~20代ごろです。 エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンのバランスが崩れることで起こるのではないかと考えられています。 腫瘍は徐々に大きくなっていきますが、30代を境に成長が止まり、少しずつなくなっていきます。 針生検を行っても葉状腫瘍と区別できないこともあるため、急速に大きくなっている時には切除を検討します。 線維腺腫について. こんにちは。 1年くらい前から右胸斜め下部分がちょっと痛むときがあります。 指で軽く押したり周辺を撫でると痛みます。 試しにしこりがあるか反対側と比較をしてみましたが、特に違いはありませんでした。 健康診断で乳腺エコーも行っており、2年前にはC判定が出ましたが、去年の4月はA判定で特に問題はありませんでした。 ちなみに14歳のころから生理不順のためピルを飲んでいるのですが、何か関係はあるのでしょうか? 再度受診したほうがよろしいでしょうか? 役に立った! 0. 胸の横を触ったり、さすったり、押すと、シコリがありまた、とても痛いです。 前は片方だけだったのが今は両胸痛いです。 これは普通のことなのでしょうか? 気のせいかもですがシコリがすこし大きくなっている気がします。 役に立った! 0. 生理2日前なのですが、左胸の横側、下側、脇の近くが痛みます。 押さなくても、常に鈍い痛みがあります。 若いので、がんなど心配です。 今までも胸が張って少し痛いことはありましたが、何もしないのに痛むのは初めてです。 ご回答いただけたら嬉しいです。 役に立った! 0. ななみ様、ご質問ありがとうございます。 しこりの原因として、乳腺のう胞や乳腺症、良性のしこり、乳癌等が考えられますが、正常の乳腺であってもしこりのように触れる事がよくあります。 また、女性ホルモンの影響で乳腺が浮腫んだり、乳腺のう胞等があることで痛みの症状が出ることもあります。 画像検査を行わないと詳しい原因は分かりませんので、ご心配でしたら乳腺科の診察をご受診されることをお勧め致します。 どうぞお大事にされて下さい。 役に立った! 0. ばに様 ご質問ありがとうございます。 乳房の痛みの原因として、女性ホルモンの影響によるむくみや乳腺のう胞(水が溜まった袋)、乳腺症、良性のしこり、乳がん等がありますがそのほとんどが女性ホルモンの影響によるむくみやのう胞によるものです。 先日、乳腺外来でエコー検査して問題ないとのことですので安心して頂いて大丈夫かと思われますが、症状が続くようでしたら再度、ご受診されることをお勧め致します。 どうぞお大事になさってくださいね。 役に立った! 0. ゆっか様こんにちは。 乳房の痛みの原因は、乳腺のう胞や乳腺線維腺腫、乳腺症等の良性の所見がある場合や乳がんの場合もありますが、その殆どが女性ホルモンの影響に因るものです。 2週間後に乳腺科をご受診される予定という事ですね。 今の症状ですと緊急性はなさそうですが、赤みや熱感の症状が出てきた場合は予約をされている乳腺科に連絡をして早めご受診くださいね。 役に立った! 0. のん様こんにちは。 月経前の胸の痛みとは違うような痛みがあるという事ですね。 乳房の痛みの原因は殆どの場合女性ホルモンの影響に因るもので、他には乳腺のう胞や乳腺線維腺腫等の良性の疾患でも起こることが有ります。 女性ホルモンの影響に因る痛みもその時によって、場所が変わったり痛みの感じ方が変わったりします。 のん様の場合2週間前から重い荷物を運んだりしているという事で、肋間神経痛の可能性もあります。 肋間神経痛の場合は暫くすると治まってくると思いますが、痛みが強くなってきた場合は整形外科のご受診をお勧め致します。 それでも治まらず、赤みや腫れ熱感等の炎症の症状が現れた場合や痛みが2週間以上続いた場合は乳腺科をご受診下さい。 役に立った! 0. 乳腺専門医の井口 雅史と申します。 このページに来ていただいたかたは、もしかすると「自分が乳腺炎になってしまった?」と思って不安を感じておられるかもしれません。 いま不安を抱えている方や、まさにつらい症状を抱えている方に役に立つ情報をまとめました。 私が日々の診察の中で、「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「あまり知られていないけれど本当は説明したいこと」についてまとめました。. 授乳期に乳房に張りを感じるのは、母乳が十分に作られている証拠 だといわれています。しかし 張りだけでなく痛みを感じてしまうと乳腺炎の可能性 があります。授乳開始してすぐは赤ちゃんの飲む量と作られる母乳の量に差があり、母乳が乳房の中に残ってしまうのです。また授乳開始直後は乳頭が傷つきやすい状態のため、そこから細菌が侵入してしまい感染してしまうことがあります。. みー様、ご質問ありがとうございます。 右胸斜め下部の痛みについてのご質問ですね。 痛みの原因として、女性ホルモンの影響による乳腺のむくみや乳腺嚢胞(水がたまった袋)、乳腺症、良性のしこり、乳癌等が考えられますがそのほとんどが女性ホルモンの影響による乳腺のむくみや嚢胞によるものです。嚢胞は女性ホルモンの影響で大きくなったり小さくなったり消失したりする良性のしこりです。 また、ピルの服用についてですが、ピルを服用してすぐに胸の張りの症状が出ることがありますが、みー様のように長期間服用し続けている方ですとピルによる張りの可能性は低いと考えられます。 痛みを自覚されているのが一年くらい前から、また去年4月の健康診断ではA判定だったとの事ですので、急激な変化は無いと思われますが、症状が長く続いてご心配でしたら乳腺科の診察をご受診される事をお勧め致します。 どうぞお大事になさってください。 役に立った! 0. 回答ありがとうございます! 痛みがでで大体1週間程で生理がきました。今日で生理が2日目ですが痛みはなくなりました。しかし生理痛が少しひどくなったような気がします 役に立った! 0. お医者さんオンライン 乳腺の病気【乳腺科】 乳腺炎. 前の記事 一覧に戻る 次の記事. 乳首横を押したり圧迫されると乳房が焼けるような痛みがあります。 左胸だけです。 出産経験なし、生理一週間前です。 役に立った! 0. さより様 ご質問ありがとうございます。 左胸乳首の右あたりに痛みがあるのですね。一般的なお痛みの原因として、女性ホルモンの影響によるむくみや乳腺のう胞(水がたまった袋)、乳腺症、良性のしこり、乳がんなどがあげられますがそのほとんどが女性ホルモンの影響によるものです。 乳房の大きさに左右差があるように乳腺の分布も左右差があり、片方だけにお痛みがみられることもあります。 痛みの原因は、検査をしなければわかりかねますので、乳腺科の診察をご受診される事をお勧め致します。 どうぞお大事になさって下さいね。 役に立った! 0. ま様、ご質問ありがとうございます。 脇の下の方まで乳腺が存在する場合副乳と言いますが、月経前や排卵時期に女性ホルモンの影響で乳房と同じように痛む事があります。 最近ですとコロナワクチンの接種後に接種側のリンパ節が腫れてしこりのように感じたり、違和感や痛みを感じる事もありますが、正常な反応ですのであまり心配いりません。 妊娠かどうかは、乳房の症状だけでは判断できませんので、月経予定日を過ぎて妊娠検査薬を使用して頂くのが一番正確に判断が出来ると思います。 役に立った! 0. 更年期は閉経前後10年の期間といわれており、40代頃より始まるとされています。 更年期に乳腺症にかかりやすいといわれており、その原因は不明ですがこの時期に急激に減少するエストロゲンが関与している のではないかともいわれています。 乳腺症は乳房の痛み、張り、しこりが生じる良性の病気です。治療の必要はなく、経過観察を行うことが多いとされています。 ほかにこの時期の乳房の痛みには、更年期障害の症状の一つである不定愁訴の可能性もあります。. 乳房の痛みは多くの女性が経験します。痛みは片側の乳房だけに起こることも両方の乳房に起こることもあります。 ( 乳房の病気の概要 も参照のこと。) 乳房の痛みの原因 考えられる乳房の痛みの原因は、痛みが感じられるのが特定の部位なのか、乳房全体であるのかにより異なります。 痛む部位が1カ所の場合、以下が原因の可能性があります。 乳腺嚢胞 膿瘍などの 乳房の感染症 (まれ) 乳房全体が痛む場合、以下が原因の可能性があります。 ホルモンの変化 線維嚢胞性変化 大きな乳房により支持組織が伸ばされている ときに、広範囲にわたる乳房の感染症 乳房の痛みが唯一の症状であれば、通常は 乳がん の徴候ではありません。 女性ホルモンの エストロゲン と プロゲステロン の濃度の変化が乳房の痛みの原因になることがあります。これらのホルモンの血中濃度は、月経の直前、月経中、および妊娠中に上昇します。このように濃度が上昇すると、乳腺と乳管が拡張して、乳房に体液が保持されます。結果、乳房が張り、痛みを伴うこともあります。通常この痛みは乳房全体にみられ、圧痛が生じやすくなります。月経周期に関連する痛みは、数カ月から数年にわたって現れたり消えたりすることがあります。経口避妊薬の使用や閉経後のホルモン療法によっても、ホルモンの血中濃度が上昇し、同様の痛みが生じることがあります。. ピンクリボンブレストケアクリニック表参道では乳がん検診、乳がんの精密検査、マンモトーム生検、乳腺に関するいろいろなお悩み相談にも対応しております。 お気軽にご相談下さい。 皆様のご質問に院長・ピンクリボンアドバイザー認定スタッフが回答致します。 お返事は診療と平行のため 4週間 を目途としております。 皆様の相談内容とそれに対するクリニックからのお答えは、他の方の疑問解決にもお役立ていただくために、当クリニックのご相談窓口の 公開情報として掲載されます。 したがって、個人の特定につながる内容や医療情報、個人情報の保護に反する場合、ご相談の主旨と関係のないいたずらメール等の場合は、掲載を非公開とさせていただき、ご返信する場合がありますのでご了承ください。 治療内容のご相談は、現在の詳細な診療情報や画像資料が必要であることが多く相談窓口での責任あるご返答が難しい場合があります。 お急ぎのご質問や、治療方針のご相談、術後の生活相談などの場合は、看護相談外来またはブレストケアカウンセリング、セカンドオピニオン外来でご相談をさせていただきますので、まずはお電話でご確認のうえ、ご予約をお願い致します。 ピンクリボンブレストケアクリニック表参道 ホームページ | 院長プロフィール 〒渋谷区神宮前4丁目3番13 エムズクロス神宮前2階 電話番号: 新着情報 情報セキュリティ基本方針 プライバシーポリシー 倫理委員会 お問い合わせ お問い合わせ. 乳腺のう胞 乳腺嚢胞は良性なので放置しても問題ありませんが、大きくなって嚢胞内に腫瘍成分が認められるケースもあるので注意が必要です。 乳腺のう胞について. 乳腺症の痛みは、生理前は胸が張り、生理が終わると胸の張りも治る傾向がありますが、生理中もずっと胸が張った症状を訴える人もいます。 胸の張りや痛みは、排卵後に女性ホルモンのプロゲステロンが分泌されることが影響しています。. 強い痛みや発赤、腫れがある場合は、乳房の感染症の可能性があるため、1~2日以内に医師の診察を受ける必要があります。 乳房の痛みが長引く(例えば1カ月以上)場合は、 医師の診察 を受ける必要があります。.